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Posted by naturum at

2010年06月20日

6月18日釣行

このところ札幌は何故か暑い日が続いている。

長期予報では今年は冷夏ということだったので
今のこの暑さを楽しんでおかなくてはなるまい!



・・・ということで
突然に思い立った金曜の夜

一週間の仕事の疲れをビールで癒したいのをグッとこらえて
港のソイちゃんに癒してもらうべくタックルを車に積み込む。



思えば前の釣行は4月の始め。
5月に友人夫婦と恒例の投げ釣りに行ったが
やはり私の本領はライトタックルのラン・ガンスタイル。
言い方を変えれば港のチョイ釣り。テヘッ


春先に気分が落ち込むことがあって
今シーズンは中々出撃する気にならないでいたが
この、夜でも暖かい空気が夜の港へと私を誘う。



ようし・・・いざ!積丹へ。



日付の変わる少し前に古平漁港に着いた。



見上げると満天の星空。
どうしたんだ?という位暖かい。
風もなく、釣れるかどうかは別にして
港にずっと立ちっぱなしのスタイルの釣りには
ありがたい状況ではある。



いつも私が真っ先に入るポイントには
ど~だこれでもか!
っという位煌々と集魚灯を点けた漁船が接岸作業をしているので
船揚場のシャロー付近で竿を出す。



とっても快適な夜だが、金曜の夜ということもあってか
思ったよりも釣り人は少ない。

まあ少ないと言ってもそこは古平漁港
この埠頭一つにも5~6台の車は停まっている。
港全体ではかなりの数の釣り人がいるだろうが
土曜の夜に比べれば『空いている』印象だ。

金曜の夜にススキノではなくて漁港に繰り出すことが
果たして健全なことなのかどうかは意見の分かれるところであろう。



さて、私が出撃をサボっている間に港がソイに占領されてはいまいか?

時期的に高活性であることを期待してハードルアを投げてみる。
先ずはフローティング・ミノーから・・・




・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


なるほど、ソイは浮いてはいないようだな。
では、これではどうだ。

次にシンキング・ミノーを・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。タラ~



バイブレーションを試す前に心が折れてしまったので
いつものようにジグヘッドにワームをセットする。ガーン



先ずはお馴染みのハゼドンを投げてみる。

・・・活性は高くないようでスイミングではアタリも無い感じ。



あれ~?
ハイシーズンの筈なのに・・・


それではと底に放置しておくとトン!!とアタる。


ほとんど向こうアワせで乗ってきたのは20cm位のソイ。


冬場のソイなどは釣り上げても寒そうに丸まって
もう、好きなようにしてという感じでじっとしていることが多いが
気温がこのくらい暖かいと、そりゃソイ達も黙ってじっとしては居ない。


『おっ?何だなんだ?
小魚喰ったと思ったら水から引き上げられちまった。
この野郎、だましやがったな!!!
何てことしやがる!
さっさと水にもどしやがれ~!!!!
魚(ウオ)~!!!』

なんて感じで
糸の先でじたばた暴れるので
逃がしてやろうにもなかなか針を外せないのである。

この夜は2匹ほど、私がもたもたしているうちに
自分で針を外してしまい、埠頭のコンクリートの上に
ベチ!っという痛そうな音をたてて落ちてしまったやつがいた。

夜なのでダメージはあまり無いのかもしれないが
夏の真昼間の熱いコンクリの上になんぞ落ちてしまったら
水中の生き物にとっては大やけどだ。





活性は高いのか低いのかさっぱり判らないが
ワームを放置する「ほっとけメソッド」でコンスタントに釣れてくる。
でもワームを引いて泳がせるとアタらない。


う~む。
そこに居るソイが揃いも揃って
このパターンというものに支配されるのがとっても不思議。


今夜オレは腹が減っているから何でも追い回して喰っちゃうもんね~とか
おいらは腹が減ってるけど動きたくないんだよね。とか
あたしは今夜水面に浮いてる虫を食べに行くつもりよとか
それぞれの体調や思惑に従ってエサのとりかたが違っててもよさそうなのに
みな、申し合わせたように同じ捕食パターンを見せる。
しかもそれは、時、場所でパターンが違う。


何かの申し合わせでもあるのか?
回覧板でも回ってるのか?



くだらないことを考えながらもキャストを続ける。
入れ食いとは言えないが、飽きない程度にポツポツと釣れる。
サイズは一番大きいので25cm位だろうか。


根掛りして糸を切る度にワームを変えてみるが
どれも同じような感じで釣れてくる。


相変わらず底の方で釣れるのだが
見ていると水面直下をふらふら泳いでいる個体もいる。
ウグイなのかソイなのか判らないが
時々ジョボン!っと水面を割る音も聞こえる。


何とか水面の魚を釣ってやろうと
ニョロニョロなんか投げてはみるけど
全然反応してくれない。ちぇっ!ムカッ




そうこうしているうちにうっすらと空が明るくなってきたようだ



時刻は2時30分を回ったあたり。
さすが間もなく夏至を迎えようというこの頃。
ちょっとはしご酒が過ぎた連中は
すっかり明るくなった中を申し訳ないような心持ちで
帰宅しなければならなくなる季節だ。

ソイ釣りはぼちぼち終了の時刻。
朝まずめを狙ってちょっと大きめのワームを投げる。






早朝出発の乗合船に乗るために続々と釣り人の車がやって来て。
大きなクーラーボックス等をどかんどかん降ろしている。


船釣りの人から見たらこんな漁港で釣竿出している我々なんぞ
子供の遊びくらいにしか見えないだろうなぁ・・・などと思いながら
その大きなクーラーボックスを眺める。


一通り釣り道具を降ろしてしまうと手持ち無沙汰になったのか
そばにやって来て、ひやかしのように色々話掛けてくる。


「釣れてますか?」

「ええ・・・まあ・・・ぼちぼち・・・」


今夜釣れたソイは全部リリースしたので証拠は無いけどね。
もっとも彼等が見たがるとも思えないが。



聞けば5時に出港だというから随分早くからスタンバイしているものだ。
今日は美国沖で五目釣りをするのだとか。

古平漁港の外防波堤を延長する前の話などされているので
この辺りの釣りに詳しい人と踏んで

「この港ではヒラメが釣れるらしいじゃないですか」などと
話を振ってみると、「釣れるよ」とこともなげに言う。



「あの辺りと、意外なことにあの辺りでも釣れるんだよね。」

「ほほう、あんなところで・・・。」

などと喋っていると、すっかり夜が明けてしまった。





船釣り組が同じ船に乗り合わせる者同士で話しを始めたので
私は自分の車に戻ってコンビニで買ったバターロールと
ペットボトルのミルクティーで朝食をとった。



この頃から海霧が濃くなってきて、
気が付くと港の外防波堤さえも見えなくなっていた。

霧が出ると気温が下がるような気がしていたがそんなこともなく
夜間着ていたMA-1を着たままでは暑い位になった。
今年は冷夏になるとのことだから
振り返ると今年は6月が一番暑かったなんてことになるのかもしれない。



濃い霧ではあるけれど、その上は快晴なものだから霧が明るく輝き
光に包まれたような少し不思議な美しい光景が現出した。



コンパクトカメラでその雰囲気がどこまで写し撮れるか分からないが
うろうろと写真を撮って回る。



とても良い朝だ。
こんなに暖かく、美しい朝はそうそういつも迎えられるものではない。
気持ちがいいな~と思いながら車のシートにもたれて
山の端を流れて行く霧など眺めているうちに眠ってしまった。



眼が覚めると陽はさらに高くなり、海霧も薄くなっていた。
乗り合い船も私が眠っている間に出港してしまったようだ。


彼等の行く海の上も暖かいのだろうか


彼等の休日が楽しいものになるよう祈りながら
ほぼ1年で一番高いところを通っている太陽の下
札幌へと帰った。  

Posted by an angler at 17:42Comments(0)