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Posted by naturum at

2009年02月24日

釣りに行けないので・・・

このところ、週末となると天気が荒れるガーン
今冬の千歳空港は運休続きで旅行者のフラストレーションも随分溜まっているようで・・・

旅行者のフラストレーションも溜まるが
当然週末アングラーのフラストレーションも溜まる。

こう毎週だと無理を押して釣行に出かける方もいらっしゃるに違いない。
くれぐれも安全確保にご留意ください。



さて、釣行といえばそれに向けての準備がまた楽しいもの。
新しく買ったタックルなんぞあった日には
もう使いたくて使いたくて、部屋で独り眺めては釣行に思いを馳せるのである。

ロッドなんかは狭い部屋でも振って見なくちゃ気がすまない。
リールもロッドに装着してグリグリ巻いて見なくちゃならないのである。ニコニコ

釣りやゴルフ、自転車など、道具を使う趣味は
道具そのものが趣味の対象となって2重に楽しめるのが良い。
この、道具をいじって磨いて並べて眺めて独りニヤニヤしているなんて人種は
圧倒的に男が多いように思うがどうしてなんだろう。
男のDNAに何か組み込まれているのかね?



・・・ということで、アップできる釣行記も無いことですし
港から少し離れて、釣具などについて書いてみようと思います。


何はさておき釣りに行こうと思ったら
まず、釣竿と釣り糸と釣り針を用意しなくちゃなりません。
私に限っていえば、普段している釣りは夜の港でのソイ釣りなので
極論すればこの3つの道具があれば何とかなります。

のべ竿にイソメか何かつけて足元にたらしておけば
充分釣りになると思います。

私はソイをルアーで釣るということにこだわっておりますので
イソメの代わりにルアーをつけることになります。


このルアーというやつ、ご存知のように基本的に餌ではありません。
小魚や甲殻類を模した模型を操って本物のように見せかけ、
獲物となる魚をだまして喰らい付かせようという代物。

餌釣りだって針を隠して魚をだますことに違いないが
そもそも食べ物ではない模型を喰わせようというルアーは
だまし加減が半端でない。


餌には似ても似つかないような、こんなものに本当にだまされるのかいなと
こちらが心配になるような模型に魚が我先に襲いかかるのにはこちらが驚く。

本来魚が食べないものを、あの手この手で喰わせる快感は愉快犯的だ。
うまく釣れた時には『してやったり!』と思うのである。
釣られた魚にしてみればたまったものではないのも承知の上だ。


さて、そんなルアーであるから、水の中で動かずにじっとしていたのでは
ただの無機物である。魚になんて洟もひっかけてもらえない。

アングラーは釣り糸一本でこのルアーに命を吹き込まなければならない。

とはいえ、ルアーはもともと泳ぐようにできているのでマリオネット程の
技術は必要ないのだ。
アングラーに求められるのは、魚の居るところにちゃんとルアーを投げ込んで
そのルアーに対する正しい引き方でルアーを引っ張る技術である。

私などはキャストがへなちょこなので、この基本からつまづくのである。ウワーン



長くなってしまったので
とりあえず次に続きます。

次は竿のお話から・・・  

Posted by an angler at 21:20Comments(3)

2009年02月22日

『1月11日釣行』の続き

さて、毎度更新が遅くて申し訳ありません。

『1月11日釣行』の続きです。


23時過ぎに古平港を後にして
一路余別を目指す。


専らソイを狙っている私としては
余別はまさに総本山。


この港は港内で養殖でもしてるんですか?
…というくらいソイの魚影が濃くて、入り口側のシャローには新子ソイ
最奥のシャローには良型と住み分けもできていて


この余別でソイの顔を見ることが出来ない事はまず無かったので
私なんぞはボウズ逃れの為にこの港を目指すことも多かった。テヘッ


…が、昨年入り口側シャローの改修工事をしたあたりから
 どうも事情が変わって来てしまった。



どんなに粘ってもアタリも得られないことがあるのだ。



港内からソイが出て行ってしまったのかもしれない。
もともと非常に狭い港内なので全然不思議ではないのだが。



この夜も「どうかなあ?」と思いながら出撃したのだが

どうも積丹の奥に進むにしたがって雪も深くなるし
つい数時間前まで吹雪いていたような気配がある。

道路っぷちには地吹雪で出来た吹き溜まりがそのまま残っている。



…これは…釣れない雰囲気満々だ。ガーン


今現在吹雪いてないことがまだ不幸中の幸いというところか。




久々に訪れた余別漁港は降ったばかりと思える湿った積雪に埋もれていた。
新雪が音を吸収するのか、しんと静まりかえっている。


…この静まりかえる港の雰囲気は大好きではある。
まさに港の静謐…。



…さてと…
ヒュンとキャストする音が静かな港内に響く。




チャポン・…。

・・・・・・・・・・・・・・・・。




キャストした後も非常に静か。

生命感というものが感じられない。シーッ



…どうしたんだ、余別。
…応えてくれ余別。



港内を少しずつ移動しながら探って行くが何の気配もない。



港内に駐めたランクルの運転席にもたれて
先行していたアングラーらしきお兄さんが
私のキャストを憮然とした表情で見ている。



言葉は交わさずとも彼の釣果がどうだっかた想像はつく。

…ふられちまったね…お互いに…。

…今夜はいけると思ったのにね。




こりゃあ、しばらく余別はダメかもしれない。
少なくとも今夜はダメだ。


未練を断ち切って余別港を後にする。



次に向かったのは私の大好きな港『幌武意』



とにかくこの夜、積丹の海岸線は吹雪の名残が満載で
幌武意までの道程も湿った雪の吹き溜まりが至るところにできていた。



とりあえずお約束で来てはみたものの
幌武意には最初からあまり期待はしていなかった。



雪が降った後の幌武意で釣れた覚えが無いからだ。



幌武意も堤の壁に吹雪の名残が貼り付いていた。
今は静まり返っているのが不思議な感じだ。



とりあえずこの港で実績の高いグラスミノーS(チカチカ室蘭)を1.8グラムジグヘッドに
セットして投げてみる。

無風状態だが、このリグでは底が取れた感触は感じられない。
ラインが弛みきったのを確認してからゆっくりとリフトしてみる。


…何の反応も無い。


まあ、そうだろうなという感じ。



この夜は古平だけが魚の気配を漂わせていたようだ。



2時頃まで粘ってみたがまるでプールに向かって
キャストしているかのような生命感の無さ。

ワッキーとか試してみれば良いのかもしれないが

何だかモチベーションも下がってしまったので
この夜はもう切り上げることにする。




古平まで戻って仮眠をとり
夜が明けてから札幌に向かって走る。



急速に気温が下がったようで余市の漁港付近を
走行していると、海面にけあらしが起こっているのが見える。





まだまだしばらくは冬の釣りが続きます。

皆様も安全には充分に気をつけて
楽しい釣りをなさってください。
  

Posted by an angler at 00:31Comments(3)

2009年02月15日

いや、ご無沙汰しすぎですね・・・

なんと、前回の書き込みから約1年が経過しようとしている・・・。


途中、あまりにご無沙汰しすぎて、自分のブログにログインする
方法を忘れてしまったりしていた位だ。ウワーン


この1年、ぼちぼち釣りには行っていたが、写真を撮るのが
少々億劫でただただ釣りして帰って来ることが多かったもので・・・

写真無しで、文章だけで釣りブログを構成するってえのもねえ・・・
文章力が必要になるしねえ・・・


・・・ということで随分サボっておりましたが、
見ると、毎日1件程度アクセスして下さる方がいらっしゃるようで

きっと、どなたかが
ご自分が釣りに行こうとしている港の名前で検索して
その港の釣果を調べようとされているのに違いないと・・・

丁度1年経って、日付が近くなってきたので
この去年の記事を今年のものと思わせてしまうと申し訳ないなと。

少しは新しい情報も更新しなければなあ・・・と
少しだけ反省した次第でございます。


もっとも、私の釣行などほとんど釣れていないので
新しくたって情報などと言えるものではありはしませんが。

しかもこのところ最近は休みの度に天気が宜しくなくて
港にも行けておりません。



・・・ということで
久しぶりに直前の釣行の書き込みをいたしますが
既に1ヶ月も前のお話でございます。


題して 『1月11日釣行』 ・・・・・・ガーン


前の釣行(白老方面12月14日、カジカを狙って撃沈)から
約1ヶ月振りの釣行、積丹方面はどうかと出撃する。


先ずは古平で竿を出してみることにする。
町役場の前がイルミで飾られていて
濡れた路面と相まって何やら雰囲気が良いので一枚。




さて漁港。

この港はとにかく釣り人が居ないということがないが
私がいつも竿を出す港内の突堤にも
浮き釣りでイカとソイを狙っているという3人組が
先行していた。




彼等から少し離れたところに入り
水温を計ると海面の温度は5度あった。
意外と暖かい。

そこそこ魚は元気に違いないと踏んで
8分の1オンスのジグヘッドにグラスミノーM(チカチカ室蘭)で
クロダイ釣りのようにストンと落としてみる。

数歩移動しては落としてみるが途中で何かが触っているような
気配は無い。


次に堤防と平行にキャストして底を取り、ゆっくりと引いてみる。
イメージとしては底から斜めに上昇させているつもりなのだが
実際のところはどうなのだろう・・・


と、今度は明確なバイトがあった。


間髪入れずにロッドで合わせるが、乗らない。

慌てて同じポイントを狙ってキャストする。
・・・が、リグが着水する音が聞こえない。

あれ?
リールを巻いてみてもルアーが水の中を進んでいるような
抵抗感がない・・・やれやれ。

堤防と平行に投げているつもりで
堤防の上にリグを飛ばしてしまったに違いない。

漁師さんの漁具がてんこ盛りの堤防の上に・・・。


このままリールを巻いても無事にリグが回収される見込みはないので
リールを巻きながらラインが回収される速度に合わせて
自分からラインの先を目指して歩いて行く。

水の澄み具合にもよるだろうが、わざわざ魚を警戒させるために
歩いているようなものだ。ウワーン

幸い、リグは網にも絡まずに回収できたので
今度はリグのあった位置から、先ほどの立ち位置の方に向かって
キャストする。


チャポン!


今度は良いポイントに落とすことができた。


利き腕のせいだろうか、左側に向かって堤防に沿わせるキャストは
割と思い通りに決まるのだが
先ほどのように右側に向かって投げると時々堤防の上に乗っかってしまう。


いつまでたってもキャストが上達しない。ガーン


底を取り、ゆるゆるとリトリーブする。


この突堤のすぐ下はどういう構造になっているのかよくわからないが
底をズル引いたり、小さなリフトのリフト・アンド・フォール等で探っていると
高い確立で根掛りする。

だから、底を切ったら斜めに上がって来るようなイメージでルアーを引く。


グリグリグリ・・・・・グリグリ・・・コンッッッ!!!!

アタった!
うりゃ!っと合わせる。

小さなソイなら口が傷むんじゃないかという勢いでフッキングする。

ただ、今夜は4ポンドのナイロンラインなので実際には大したショックでは
無いと思われるのだが。


ククン!とラインが走る。


わーい!乗った。ニコニコ


けっこういい引きじゃないかい!

うひゃうひゃとリールを巻く。



上がって来たのは20センチをちょっと越えた程度のクロソイ。

・・・あれ?もうちょっと大きいかと思ったのに。


それだけ魚が元気ってことなのかな?


寒そうに丸まっているソイちゃんにはすぐにお帰りいただいて
同じコースを引いてみるが、その後反応が無い。



やむなく同じ立ち位置から扇状にキャストして探るが弱いバイトがあるのみ。
それも続かない。

そうこうしているうちに雲が晴れて真上に円い月が見えて来た。


・・・これはマズイ。
こんなに明るいとソイがどういう行動にでるのかわからない。

ただ何となく経験から、こんな明るい月夜にはソイは浮かないように思える。


底をリフト・アンド・フォールで探ることにするがあっという間に根掛かる。
バチン!という派手な音をさせてラインを切る。

少し離れたところで浮き釣りをしている釣り人が何事かとこちらを見ている。


突堤基部に停めた車に戻ってリグを組みなおす。

今度は底を狙うことを前提に8分の1オンスのテキサスリグにする。
ワームはバグアンツ(三陸リアスレッド)の2インチ。

3年前、苫小牧の漁港区で50センチのアイナメを釣ったゲンの良いリグだ。



基部付近の街灯の明かりで水中が覗ける位置で確認をすると
思ったよりも水は澄んでいない。



ふーんと思い
普段はあまりキャストしてみない船溜まりに向かって投げてみる。


着底は感じないが、時間的にもう底に着いただろうというところから
何となく曖昧な感じでリトリーブをしていると
これまた曖昧な感じでラインに抵抗がある。

無意識のうちに条件反射的にアワセを入れる。
気が付いたらフッキングされていた感じ。


おっ、何か釣れた。テヘッ


こんなところでねぇ・・・なんて思いながらリールを巻いて来ると
すぐ手前まで近づいてきたところで急に抵抗が激しくなった。
ゴンゴンゴン・・・と底に潜ろうとする。



え?ゴンゴンゴンってか・・・?



そのまま水面まで強引に引き上げると案の定アイナメだった。

この時期に積丹方面でまともなサイズのアイナメを釣ったことが
無かった私としてはそんなものが釣れるとは思っていないので
4ポンドラインでの釣りでもタモなんて用意しているわけもない。


よくわからないがそこそこサイズの良さそうなアイナメに見える。
しかし他に方法も思いつかないのでそのまま抜きあげてみる。


水面で想像していたよりは小さいが、それでも36センチの
アイナメだ。




ひたすらソイばかりを狙っている私としては外道とも言えるのだが
この時期、ちょっと嬉しい一匹であった。


少しテンションが上がってしまった私は
これは思った以上に魚達の活性は高いのかもしれないと思い
リグをジグヘッドとパワーミノー3インチ半(ウォーターメロン)に交換して
同じく船溜まりをスイミングで探る。



底から斜めに引き上げて来るとトン!というアタリ。

これまた条件反射的に合わせてフッキング。


わーい!釣れた。ニコニコ


上がって来たのは25センチに少し足りないサイズのクロソイ。

立て続けのヒットに気をよくして少々雑にキャストとリトリーブを
繰り返していると、全然反応が無くなってしまった。



・・・場を荒らしてしまったかな・・・。



場を休ませてみようかと車に戻り
ポットに入れて持ってきた熱いお茶を一服。


車のシートにもたれて
浮き釣りをしている先行者の釣りを眺めるが
どうも私が来てから釣れている様子がない。


魚の活性は悪くないようなのに
今夜は餌釣りよりもルアーに分があるのだろうか・・・。
などとぼんやりと考える。

というか、かつてここで投げ釣りや浮き釣りをしている人達が
魚をあげているところを見た覚えがないような気もする。
でも、いつもこんなに釣り人がいるということは
やはりここは「釣れる」ポイントなのだろうから
私が見たことが無いのはたまたまなのだろう・・・。


そんなことを考えてぼんやりしていると
何だか眠たくなってしまった。
ふと時計を見ると23時を少し回っている。

こりゃいかん。
まだ余別方面をチェックしたいのに
こんなところで眠ってしまうわけにはいかないぞ。



古平はとりあえず切り上げ
染みきった満月の冬空の下
さらにディープな積丹を目指して車を出した。



・・・続く。




  

Posted by an angler at 01:36Comments(6)