2009年03月22日
3月21日釣行記
行って来ました積丹方面。
やっと釣行記が書けます。
若干風が強めの予報が出ていたが、知ったこっちゃないねの出撃!
小樽も余市も一瞥もしないでスルー。
目指すは古平。
古平で釣りにならなかったら、西風に強い美国漁港に移って
それでもダメなら幌武意に向かう算段。
いつものように「セタカムイ」に寄って防寒の装備をするために車を降りる。
・・・おや?予報に反して風が無い・・・。
・・・これは釣り易そうだ・・・
・・・ってことは・・・・・こういうことだから・・・・
・・・そういうことに違いない!
タックルのセットは現場ですることに決めて慌てて車に乗る。
古平の漁港に差し掛かると遠目にも車がぎっしり並んでいるのが見える。
・・・やっぱりかぁ!!!
予想的中。
埠頭に着いてみると10m間隔くらいでルアー・ロッドを持った釣り人が並んでいる。
もう笑っちゃう位のハイ・プレッシャー。


投げ釣りの人達まで短いロッドで投げ竿の足元を探っている。
・・・あなた達は車の中に居て下さい。
こんなルアーの絨毯爆撃のあとで私に何をする術が残っているだろう。
だいたい、魚なんて残っているのかいな。
船溜りにキャストしている若者に近寄って挨拶がてら様子を訊く。
「こんばんわ~。どんな様子です?」
「・・・いや・・・全然っす。」
「渋いの?」
「・・・渋いっすね。」
ふーん・・・渋いのかぁ・・・。
まあ、こんだけプレッシャーかければねぇ・・・。
街灯の光が届くあたりの海面をのぞき込む。
・・・海底の石組みがくっきりと透けて見える。
古平ではちょっと珍しいくらいの澄み潮だ。
まあ、とにかく自分も投げてみようとタックルを準備する。
すると、急に霧のような雨が降ってきた。
おっ。これで何人か車の中に引っ込んでくれれば少しやり易くなるなぁ・・・
なんて思っていたが、誰も引っ込まない。
ほほう、根性があるじゃないか・・・やっぱ風が付かないとダメかね。
・・・でもそれだと私も釣れないね。
このところ古平は釣れているのか
着水音を聞いていると皆けっこう強気なリグを投げているようだ。
ビューンと飛んで行って、 ジョボン! てな音をさせている。
中にはベイトタックルの人まで居る。
リグは何だか判らないが、リフト・アンド・フォールで誘っている様子。
でも、私はさっき海底をのぞき込んだ時にちょっと閃いたことがあった。
・・・この澄み潮、この街灯の加減・・・余別と似ていないか?
昨年まで、澄みきった冬の余別漁港のシャローではまず外れたことがない
私にとっての鉄板リグを組む。
今冬はダメだったのだが、この古平のソイにはどうだろう・・・
名付けて「余別パターン」
・・・すみません、今、勝手に名付けました。
係留された漁船の間から出来るだけ遠くの砂底に届くようにキャストしてフリーフォールさせる。
フリーフォール中のアタリを取るようなウデは無いので
そんなものは最初から捨てている。
いい加減着底しただろうという時間を見計らってデッド・スローにリトリーブする。
ロッドを下に向けてどうかすると海底に触れてしまうくらいの速度でゆっくりと引いてくる。
ラインの角度から推測すると、砂底から石組みに差し掛かったかな?というあたりで
トン!!!
とアタった。
ロッドを横にアオってアワセを入れる。
ググンッとラインが走る。
ウワーイ!乗ったぁ!
このハイ・プレッシャーの中、1投目でしてやったりの1匹である。
上がって来たのは18センチ位のクロソイ。
小さいけれども価値のある1匹。
ムフフ・・・これは・・・今夜のパターンを見つけたかもしれないぞ・・・
隣の船の方に移動して次の船との間を、同じ要領で探る。

ジワジワと引いて来て、多分足元付近まで寄せて来た時に
トンッ!!!
とアタったかと思うとそのままグイグイと潜ろうとする。
おお~!またまた釣れた。
自分でもちょっと驚きながらロッドを立てる。
岸壁に逃げ込める場所でもあるとみえて、しきりに足元に寄って来ようとする。
そうはさせるかと腕を海側に伸ばして岸壁から魚をひき離す。
ロッドティップのすぐそばに来るまで巻いて抜きあげると22センチそこそこのクロソイ。
サイズの割りには良く引くなぁ・・・と見てみるとリグを丸呑みしている。
あらら・・・切られなくて良かった。
このソイちゃん、余程元気良くリグを吸い込んだらしく、針がエラにまでひっかかっている。
何とか無傷で外してやりたかったが
どうにも外せなくてもたもたしているうちにとうとうエラから出血させてしまった。
申し訳ないことをしてしまった。
本来はお持ち帰りサイズでは無いが、キープして煮付けてやることにする。
さて、また次の船を越えてその次の船との間を同じパターンで探る。

何投か、アタリも無くルアーが戻って来て
さらにデッド・スローに巻いてやろうとしていると、とうとう根掛かりしてしまった。
仕方が無いのでラインを引き切って、車に戻ってリグを結び直しているうちに
他のアングラーがその場所に入ってしまったので
ちょっと趣向を変えてみることにする。
底の方で釣れるなら、これはどうかな?
8分の1オンスのテキサスリグ
ワームは2インチのバグアンツ(三陸リアスレッド)
・・・1月にここでアイナメを釣ったリグだ。
あの時とは水質が全然違うけど・・・
先ほどソイを釣った場所が空いているのでそこに入ってキャスト。
風が全然無いので今夜は底が取れる。
リフト・アンド・フォールで寄せて来るがアタリも無い。
そうこうしているうちにこれも根掛り・・・ロスト1組追加なり
色を変えたらどうだ。
と、今度はバグアンツの3インチ(ウォーター・メロン)を投入。
これもアタリも無い。
それではと、デッド・スローに巻いてみる。
・・・・・・・・・。
・・・これはアタるんじゃないかと期待していたが、何の音沙汰も無い。
ふーむ。
諦めて最初にソイを釣ったリグに戻す。
最初と同じように底を引いて来ると
何投目かで
トンッ!とアタる。
うりゃっとフッキングして、上がって来たのは15センチあるか無いかのクロソイ。
やっぱり今夜はこれなのね。不思議なものだ・・・。
先ほどのアングラーが諦めて移動したので、さっき根掛りした船溜りに入り直す。
さて・・・と・・・
キャストし、フリーフォールさせ、ただただゆっくりと巻いて来る。
期待にドキドキしながらリトリーブする。
もう、ほとんど回収してしまい
ピックアップ寸前ではないかと思われる辺りで
トンッ!!!!
と、ひったくるようなアタリ。
うひゃー!!!本当かい?
たった今まで他のアングラーが投げていた場所なのに!
・・・これがパターンを掴むというやつなんだなあ・・・。
他のアングラーが釣れないと言って移動して行くのを尻目に独り釣れるなんて・・・
こんなことは初めてなのでとても驚いた。
今夜1番の抵抗を見せて上がって来たのは25センチに少し足りないサイズのクロソイ。
今夜のソイ達はサイズの割りに引きが強く感じられる。
やはり2ヶ月前と比べると、活性が上がってるんだろうねえ。
いつの間にか霧雨も止み
アングラーの数も減っていたが
さすがに同じリグばかり通しているとアタリが遠のいて来た。
今夜はもう充分満足したような気もするので、とりあえずロッドをカメラに持ち替え
埠頭周りの写真を撮る。

風の予報を完全に裏切るべた凪の港内。


何故か夜中も煌々と明かりが点いていて明るい水揚げ作業場
とても良い雰囲気を漂わせています。

投げ釣り師の車
写真では見えないが、突堤の先に投げ竿がセットされていて
竿に反応があると車から降りて来て竿を上げに行く。
ワナに掛かった蝶を見に行く蜘蛛のようで見ていると何だか面白い。
さて、日付も変わって午前3時。
ロックフィッシャー達の車が去り
替わって早朝の乗合船を待つ船釣り師達の車がぞくぞくとやって来る。
ここで古平の隣、美国の漁港の様子を見に行ってみることにする。
・・・続きます。(長くてすみません
)
やっと釣行記が書けます。

若干風が強めの予報が出ていたが、知ったこっちゃないねの出撃!
小樽も余市も一瞥もしないでスルー。
目指すは古平。
古平で釣りにならなかったら、西風に強い美国漁港に移って
それでもダメなら幌武意に向かう算段。
いつものように「セタカムイ」に寄って防寒の装備をするために車を降りる。
・・・おや?予報に反して風が無い・・・。
・・・これは釣り易そうだ・・・
・・・ってことは・・・・・こういうことだから・・・・
・・・そういうことに違いない!
タックルのセットは現場ですることに決めて慌てて車に乗る。
古平の漁港に差し掛かると遠目にも車がぎっしり並んでいるのが見える。
・・・やっぱりかぁ!!!

予想的中。
埠頭に着いてみると10m間隔くらいでルアー・ロッドを持った釣り人が並んでいる。
もう笑っちゃう位のハイ・プレッシャー。


投げ釣りの人達まで短いロッドで投げ竿の足元を探っている。
・・・あなた達は車の中に居て下さい。
こんなルアーの絨毯爆撃のあとで私に何をする術が残っているだろう。
だいたい、魚なんて残っているのかいな。
船溜りにキャストしている若者に近寄って挨拶がてら様子を訊く。
「こんばんわ~。どんな様子です?」
「・・・いや・・・全然っす。」
「渋いの?」
「・・・渋いっすね。」
ふーん・・・渋いのかぁ・・・。
まあ、こんだけプレッシャーかければねぇ・・・。
街灯の光が届くあたりの海面をのぞき込む。
・・・海底の石組みがくっきりと透けて見える。
古平ではちょっと珍しいくらいの澄み潮だ。
まあ、とにかく自分も投げてみようとタックルを準備する。
すると、急に霧のような雨が降ってきた。
おっ。これで何人か車の中に引っ込んでくれれば少しやり易くなるなぁ・・・
なんて思っていたが、誰も引っ込まない。
ほほう、根性があるじゃないか・・・やっぱ風が付かないとダメかね。
・・・でもそれだと私も釣れないね。

このところ古平は釣れているのか
着水音を聞いていると皆けっこう強気なリグを投げているようだ。
ビューンと飛んで行って、 ジョボン! てな音をさせている。
中にはベイトタックルの人まで居る。
リグは何だか判らないが、リフト・アンド・フォールで誘っている様子。
でも、私はさっき海底をのぞき込んだ時にちょっと閃いたことがあった。
・・・この澄み潮、この街灯の加減・・・余別と似ていないか?
昨年まで、澄みきった冬の余別漁港のシャローではまず外れたことがない
私にとっての鉄板リグを組む。
今冬はダメだったのだが、この古平のソイにはどうだろう・・・
名付けて「余別パターン」
・・・すみません、今、勝手に名付けました。
係留された漁船の間から出来るだけ遠くの砂底に届くようにキャストしてフリーフォールさせる。
フリーフォール中のアタリを取るようなウデは無いので
そんなものは最初から捨てている。

いい加減着底しただろうという時間を見計らってデッド・スローにリトリーブする。
ロッドを下に向けてどうかすると海底に触れてしまうくらいの速度でゆっくりと引いてくる。
ラインの角度から推測すると、砂底から石組みに差し掛かったかな?というあたりで
トン!!!
とアタった。
ロッドを横にアオってアワセを入れる。
ググンッとラインが走る。
ウワーイ!乗ったぁ!

このハイ・プレッシャーの中、1投目でしてやったりの1匹である。
上がって来たのは18センチ位のクロソイ。
小さいけれども価値のある1匹。
ムフフ・・・これは・・・今夜のパターンを見つけたかもしれないぞ・・・
隣の船の方に移動して次の船との間を、同じ要領で探る。

ジワジワと引いて来て、多分足元付近まで寄せて来た時に
トンッ!!!
とアタったかと思うとそのままグイグイと潜ろうとする。
おお~!またまた釣れた。

自分でもちょっと驚きながらロッドを立てる。
岸壁に逃げ込める場所でもあるとみえて、しきりに足元に寄って来ようとする。
そうはさせるかと腕を海側に伸ばして岸壁から魚をひき離す。
ロッドティップのすぐそばに来るまで巻いて抜きあげると22センチそこそこのクロソイ。
サイズの割りには良く引くなぁ・・・と見てみるとリグを丸呑みしている。
あらら・・・切られなくて良かった。
このソイちゃん、余程元気良くリグを吸い込んだらしく、針がエラにまでひっかかっている。
何とか無傷で外してやりたかったが
どうにも外せなくてもたもたしているうちにとうとうエラから出血させてしまった。
申し訳ないことをしてしまった。
本来はお持ち帰りサイズでは無いが、キープして煮付けてやることにする。
さて、また次の船を越えてその次の船との間を同じパターンで探る。

何投か、アタリも無くルアーが戻って来て
さらにデッド・スローに巻いてやろうとしていると、とうとう根掛かりしてしまった。
仕方が無いのでラインを引き切って、車に戻ってリグを結び直しているうちに
他のアングラーがその場所に入ってしまったので
ちょっと趣向を変えてみることにする。
底の方で釣れるなら、これはどうかな?
8分の1オンスのテキサスリグ
ワームは2インチのバグアンツ(三陸リアスレッド)
・・・1月にここでアイナメを釣ったリグだ。
あの時とは水質が全然違うけど・・・
先ほどソイを釣った場所が空いているのでそこに入ってキャスト。
風が全然無いので今夜は底が取れる。
リフト・アンド・フォールで寄せて来るがアタリも無い。
そうこうしているうちにこれも根掛り・・・ロスト1組追加なり

色を変えたらどうだ。
と、今度はバグアンツの3インチ(ウォーター・メロン)を投入。
これもアタリも無い。
それではと、デッド・スローに巻いてみる。
・・・・・・・・・。
・・・これはアタるんじゃないかと期待していたが、何の音沙汰も無い。
ふーむ。
諦めて最初にソイを釣ったリグに戻す。
最初と同じように底を引いて来ると
何投目かで
トンッ!とアタる。
うりゃっとフッキングして、上がって来たのは15センチあるか無いかのクロソイ。
やっぱり今夜はこれなのね。不思議なものだ・・・。
先ほどのアングラーが諦めて移動したので、さっき根掛りした船溜りに入り直す。
さて・・・と・・・
キャストし、フリーフォールさせ、ただただゆっくりと巻いて来る。
期待にドキドキしながらリトリーブする。
もう、ほとんど回収してしまい
ピックアップ寸前ではないかと思われる辺りで
トンッ!!!!
と、ひったくるようなアタリ。
うひゃー!!!本当かい?

たった今まで他のアングラーが投げていた場所なのに!
・・・これがパターンを掴むというやつなんだなあ・・・。
他のアングラーが釣れないと言って移動して行くのを尻目に独り釣れるなんて・・・
こんなことは初めてなのでとても驚いた。
今夜1番の抵抗を見せて上がって来たのは25センチに少し足りないサイズのクロソイ。
今夜のソイ達はサイズの割りに引きが強く感じられる。
やはり2ヶ月前と比べると、活性が上がってるんだろうねえ。
いつの間にか霧雨も止み
アングラーの数も減っていたが
さすがに同じリグばかり通しているとアタリが遠のいて来た。
今夜はもう充分満足したような気もするので、とりあえずロッドをカメラに持ち替え
埠頭周りの写真を撮る。

風の予報を完全に裏切るべた凪の港内。

何故か夜中も煌々と明かりが点いていて明るい水揚げ作業場
とても良い雰囲気を漂わせています。

投げ釣り師の車
写真では見えないが、突堤の先に投げ竿がセットされていて
竿に反応があると車から降りて来て竿を上げに行く。
ワナに掛かった蝶を見に行く蜘蛛のようで見ていると何だか面白い。
さて、日付も変わって午前3時。
ロックフィッシャー達の車が去り
替わって早朝の乗合船を待つ船釣り師達の車がぞくぞくとやって来る。
ここで古平の隣、美国の漁港の様子を見に行ってみることにする。
・・・続きます。(長くてすみません

Posted by an angler at
18:25
│Comments(3)
2009年03月21日
今度はリールなど・・・
・・・相変わらず釣行記も無く・・・今度はリールなど・・・
さて、先回の話で購入したバスロッドに合わせたリールは
スピニングの 632ML にアブガルシアの カーディナル652ALB
ベイトロッドの 652M にこれまたアブガルシアの アンバサダー2005LP
アブガルシアのリールはシマノやダイワ等の日本メーカーの物と比べると
巻き心地にゴリゴリとした機械としての荒さが目立つが、安いし、デザインが秀逸。
「釣れる」ということにそれ程こだわりの無い私は
性能よりもスタイルと雰囲気重視なのである。
(同クラスの日本メーカーの物を手に取るとその精密さに愕然とするが・・・)
ただし、ドラグの滑り出しだけはある程度の性能が必要だと思うので
そこにだけはこだわります。
あと、このドラグの音もなるべく気持ちの良い音がするものが良い
静かな港に鳴り響くドラグの音はとても気持ちの良いものですものね。
もっとも普段4ポンド以上のラインを使っているので、ちゃんとした
ドラグの設定をすると、滅多なことではドラグなんか鳴りやしませんが・・・
こんな、実に普通の道具建てで夜の港に通っています。
万年ビギナーの域から脱することができないのですが
それで構わないかなと思う。
私も釣り人ですから、そりゃ釣れるとうれしい。
最初の一匹を釣ることには執着もする。
でも、一晩に何十匹も釣れなくても良いのです。
獲り損ねたっていいんです。
針なんてバーブレスにしちゃってますし。
(ただし、獲り損ねた魚が大きくなるのは世の常ですのでお許しください。
)
ただ、岸壁に寄せる波の音を聴き、潮の香りを嗅ぎ
静かな港の景色の一部となってそこに自分が居ることを歓びつつ
水中に居るであろう魚からの魚信を待つ・・・
それが私にとっての「釣り」という娯楽のあり方なのです。
そんな「釣り」もあっていいですよね?
さて、今夜は2ヶ月振りに釣行の予定。
潮回りもあまりよろしくないし、風もありそうだがどうかな?
うひゃうひゃとタックルを準備する
良い釣行記が書けるといいな。
さて、先回の話で購入したバスロッドに合わせたリールは
スピニングの 632ML にアブガルシアの カーディナル652ALB
ベイトロッドの 652M にこれまたアブガルシアの アンバサダー2005LP
アブガルシアのリールはシマノやダイワ等の日本メーカーの物と比べると
巻き心地にゴリゴリとした機械としての荒さが目立つが、安いし、デザインが秀逸。
「釣れる」ということにそれ程こだわりの無い私は
性能よりもスタイルと雰囲気重視なのである。
(同クラスの日本メーカーの物を手に取るとその精密さに愕然とするが・・・)
ただし、ドラグの滑り出しだけはある程度の性能が必要だと思うので
そこにだけはこだわります。
あと、このドラグの音もなるべく気持ちの良い音がするものが良い

静かな港に鳴り響くドラグの音はとても気持ちの良いものですものね。
もっとも普段4ポンド以上のラインを使っているので、ちゃんとした
ドラグの設定をすると、滅多なことではドラグなんか鳴りやしませんが・・・
こんな、実に普通の道具建てで夜の港に通っています。
万年ビギナーの域から脱することができないのですが
それで構わないかなと思う。
私も釣り人ですから、そりゃ釣れるとうれしい。
最初の一匹を釣ることには執着もする。
でも、一晩に何十匹も釣れなくても良いのです。
獲り損ねたっていいんです。
針なんてバーブレスにしちゃってますし。
(ただし、獲り損ねた魚が大きくなるのは世の常ですのでお許しください。

ただ、岸壁に寄せる波の音を聴き、潮の香りを嗅ぎ
静かな港の景色の一部となってそこに自分が居ることを歓びつつ
水中に居るであろう魚からの魚信を待つ・・・
それが私にとっての「釣り」という娯楽のあり方なのです。
そんな「釣り」もあっていいですよね?
さて、今夜は2ヶ月振りに釣行の予定。
潮回りもあまりよろしくないし、風もありそうだがどうかな?
うひゃうひゃとタックルを準備する

良い釣行記が書けるといいな。
Posted by an angler at
18:35
│Comments(2)
2009年03月05日
竿(ロッド)の続き
さて、雄冬の港で「ソイイング」の虜となってしまった私。
暇さえあれば釣具屋を覘いてワームやジグヘッド等を仕入れる。
ルアーに関する雑誌や書籍で知識だけは仕入れる。
技術は全然追いつかないが、気持ちは常に夜の港に飛んでいた。
とにかくこの頃は
新しい興味の対象にどっぷりとのめり込んでいた。
週末は殆ど毎週小樽や石狩の港に通い
平日も寸暇を惜しんでリグの組み方なんかを練習してました。
そして、札幌に 「ロックフィッシュ専門店」 なるものがあると知り
妻を連れて小樽を目指す途中で、その店 『ポテンシャル』 に立ち寄った。
思いの他狭い店内に
これでもかといわんばかりの種類のワームが並んでいて圧倒される。
土曜の夜だったこともあり、これから出撃しようという若者たちが
釣り談義をしながらグッズを物色していた。
あまりのマニアックさに妻と隅っこで小さくなっていたら愛想のいいお兄さんが
近寄って来て壁に掛かっているワームについて解説を始めた。
ほうほう・・なるほどと感心していると、プリンターで作った名刺を差し出す。
このお兄さんが当時この店の店長だったJINさんだった。
正直に、初心者なのでと伝えると
「ふむふむなるほど・・・では、どこで、何を釣りたいか」と問う。
我々は小樽でソイを釣りたいのだと答える。
JINさんは軽く頷くと
「なるほど・・・ロッドはどのようなものをお使いですか?」
訊かれてトラウト用のパックロッドだと答えたが
この専門店で、そんなロッドを使っていると言うことが
正直、ちょっと恥ずかしかった。
結局、この時のJINさんのチョイスはガルプ!のドーバークローラーを
使ったネコリグ。
マスバリやネイルシンカー等一式、勧められるままに購入し
「ここで釣りなさい」と場所まで教わって小樽に向かった。
この夜は何だか非常に喰いが渋く
我々は教わったポイントではとうとうソイを釣ることができず
最後にたどり着いた高島漁港の波止の先端でようやく1匹
だけ釣り上げることができた。
その間、教わったネコリグをひたすらにプルプルと踊らし続けた結果であった。
その後、時々『ポテンシャル』を訪ねてはJINさんの手が空いている時に
この釣りについて教わった。
授業料の代わりにワームだのシンカーだのを買い込んでは話を聞く。
ただ、彼の勧めるタックルは高性能ではあるのだろうが
どれも高価で私にはなかなか手が出せない。
「専用ロッドを使うと、水中でシンカーが倒れるのまで感知できますよ。」
なんて聞くと、そいつはすごいとは思うのであるが・・・
彼の目指すものと私が目指すものとはちょっと方向性も違うし。
とりあえず最初の1本ということで妥協してもらって
そんなに高性能ではないけれど、まあ悪くも無いという
メジャー・クラフト製バスロッドの 『青い稲妻ことスライサー』
のラインナップの中から
632ML(スピニング・ロッド)と
652M(ベイト・ロッド)をチョイスしてもらった。
・・・そして、この「とりあえず」をいまだに使い続けているのであった。
まだ、もうちょっと続きます・・・スミマセン・・・。
あ~、釣行記が書きたい
暇さえあれば釣具屋を覘いてワームやジグヘッド等を仕入れる。
ルアーに関する雑誌や書籍で知識だけは仕入れる。
技術は全然追いつかないが、気持ちは常に夜の港に飛んでいた。
とにかくこの頃は
新しい興味の対象にどっぷりとのめり込んでいた。
週末は殆ど毎週小樽や石狩の港に通い
平日も寸暇を惜しんでリグの組み方なんかを練習してました。

そして、札幌に 「ロックフィッシュ専門店」 なるものがあると知り
妻を連れて小樽を目指す途中で、その店 『ポテンシャル』 に立ち寄った。
思いの他狭い店内に
これでもかといわんばかりの種類のワームが並んでいて圧倒される。
土曜の夜だったこともあり、これから出撃しようという若者たちが
釣り談義をしながらグッズを物色していた。
あまりのマニアックさに妻と隅っこで小さくなっていたら愛想のいいお兄さんが
近寄って来て壁に掛かっているワームについて解説を始めた。
ほうほう・・なるほどと感心していると、プリンターで作った名刺を差し出す。
このお兄さんが当時この店の店長だったJINさんだった。
正直に、初心者なのでと伝えると
「ふむふむなるほど・・・では、どこで、何を釣りたいか」と問う。
我々は小樽でソイを釣りたいのだと答える。
JINさんは軽く頷くと
「なるほど・・・ロッドはどのようなものをお使いですか?」
訊かれてトラウト用のパックロッドだと答えたが
この専門店で、そんなロッドを使っていると言うことが
正直、ちょっと恥ずかしかった。
結局、この時のJINさんのチョイスはガルプ!のドーバークローラーを
使ったネコリグ。
マスバリやネイルシンカー等一式、勧められるままに購入し
「ここで釣りなさい」と場所まで教わって小樽に向かった。
この夜は何だか非常に喰いが渋く
我々は教わったポイントではとうとうソイを釣ることができず
最後にたどり着いた高島漁港の波止の先端でようやく1匹
だけ釣り上げることができた。

その間、教わったネコリグをひたすらにプルプルと踊らし続けた結果であった。
その後、時々『ポテンシャル』を訪ねてはJINさんの手が空いている時に
この釣りについて教わった。
授業料の代わりにワームだのシンカーだのを買い込んでは話を聞く。
ただ、彼の勧めるタックルは高性能ではあるのだろうが
どれも高価で私にはなかなか手が出せない。
「専用ロッドを使うと、水中でシンカーが倒れるのまで感知できますよ。」
なんて聞くと、そいつはすごいとは思うのであるが・・・
彼の目指すものと私が目指すものとはちょっと方向性も違うし。
とりあえず最初の1本ということで妥協してもらって
そんなに高性能ではないけれど、まあ悪くも無いという
メジャー・クラフト製バスロッドの 『青い稲妻ことスライサー』
のラインナップの中から
632ML(スピニング・ロッド)と
652M(ベイト・ロッド)をチョイスしてもらった。
・・・そして、この「とりあえず」をいまだに使い続けているのであった。

まだ、もうちょっと続きます・・・スミマセン・・・。
あ~、釣行記が書きたい

Posted by an angler at
00:26
│Comments(3)
2009年03月02日
竿(ロッド)
今週末は比較的天気が良くて
このところ週末の天気の荒れでフラストレーションを溜めていた
アングラーの皆様はご自分のフィールドへとお出かけのことでしょうね。
私はと言えば、自宅でパソコンに向かっています
アシが・・・車が無いんです(泣)
折悪く故障しまして、月曜日に修理が上がって来るそうです。
来週末は予定があって釣りに行けません・・・なんということだ・・・
港のソイ達にはラッキーなことだ。(なんてね
)
仕方がないので前回予告したとおり竿(ロッド)の話など。
ソイのルアーフィッシングを始めた頃、まず買ったのは
トラウト用のパックロッド。
その前にも投げ釣りの合間にブラーにイソメで足元を探るために
3千円位の怪しいパックロッドを持っていたので
まあ、それよりも少しルアー・フィッシングっぽいものをという感じのチョイス。
ルアーの釣りなんて全然わからないので
フィッシュランドの根魚コーナーに手書きで作って貼ってあった解説を参考に
ジグヘッドやワームの小さなサイズのものを数種類適当に購入し
以前通りがかりに見たときに何となく良さげに見えた雄冬漁港へ。
こんなプラスチックに本当に魚が喰って来るのか確信が持てなかった私は
こっそりブラーと塩イソメも忍ばせて行った。
季節は真夏。
今考えるとソイ釣りにはベストシーズンとは言えないが、投げ釣りと違って
車の中に居ては釣りにならないルアーフィッシングだけに、暖かい時期でないと
試して見る気にならなかったのだ。
雄冬に着くと、電気ウキでソイを狙っているという若いカップルが居た。
ほほう、ではソイはいるのね。
実は私、この段階ではソイという魚を写真でしか見たことが無かったのでした。
釣れた魚がソイであるかどうか判らなかったら、この若者達に判定してもらおう
などと考えて、彼等の近くでタックルをセットする。
8分の1オンスのジグヘッド(メバルショット)にグラスミノーのSを付けてキャストしてみる。
めっちゃ半信半疑でアタリを待つ。
・・・アタらない。
もしくはアタっていてもわからない。
本を読むと底を取ると書いてあるが着底したかどうかなんてわからない。
ただ、もういい加減底に着いている時間だろうと思ってリールを巻き
ラインに張りが感じられたところでロッドをアオって「リフト」らしきことをしてみる。
後から考えると、ティップの柔らかいトラウトロッドで本当にリグがリフトされて
いたかどうか怪しいものだが、この時の私の頭の中ではできているつもりだった。
案の定というかなんというか・・・釣れない。
一緒に行った妻は、ルアーを動かすことなんて考えていないのでチャポンと下に落として
エサ釣りのようにただ垂らして水中に漂わせていた。
すると、その妻のワームに喰いついて来たやつがいる。
「釣れた~!」とか言っているのでどれどれと見に行くと
確かに写真でみたとおりのソイがジグヘッドに引っかかってぶらさがっている。
20センチあるか無いかのサイズだったが 「すごい引く!」 と妻も興奮している。
どうやって釣ったか訊くとただ垂らしていただけだと言う。
へぇ・・・そんなものなのかと私も同じようにしてアタリを待つ。
するとすぐに、私のロッドにもアタリが伝わった。
当時、とっさにアタリにアワせるということが出来ないでいたが
柔らかいロッドが幸いしてか向こうアワせで乗って来た。
確かにプルプルと小気味の良い引きが伝わって来る。
下に下に引っ張る引きだ。
どきどきしながらリールを巻く。
上がって来たのは妻の釣ったものより小ぶりなサイズのクロソイ。
これがソイかぁ・・・。
今までブラーにイソメを付けて同じようなところを探ったのに
一度も釣ったことが無かった。
それがこんなプラスチックのおもちゃのようなものに・・・。
・・・なんて面白いんだ・・・!
今にして思うとあの夜はいわゆるスイミングパターンが効く日だったのかもしれない。
その後も同じような垂らしの放置と、本で覚えたテクトロで小ぶりなソイを追加した。
たしか二人で一晩中やっても4匹か5匹位しか釣れなかったと思うが
一晩中楽しく、充実していた。
この辺にいるんじゃないか?と思う箇所にルアーを投げ込んで
手に持ったロッドに神経を集中して 「今来るか、今来るか」 とどきどきしながらアタリを待つ・・・
この夜からこの釣りの虜になってしまった。
・・・何かロッドの話からそれて行ってますけど
性懲りもなく次回に続きます。
このところ週末の天気の荒れでフラストレーションを溜めていた
アングラーの皆様はご自分のフィールドへとお出かけのことでしょうね。
私はと言えば、自宅でパソコンに向かっています

アシが・・・車が無いんです(泣)
折悪く故障しまして、月曜日に修理が上がって来るそうです。
来週末は予定があって釣りに行けません・・・なんということだ・・・
港のソイ達にはラッキーなことだ。(なんてね

仕方がないので前回予告したとおり竿(ロッド)の話など。
ソイのルアーフィッシングを始めた頃、まず買ったのは
トラウト用のパックロッド。
その前にも投げ釣りの合間にブラーにイソメで足元を探るために
3千円位の怪しいパックロッドを持っていたので
まあ、それよりも少しルアー・フィッシングっぽいものをという感じのチョイス。
ルアーの釣りなんて全然わからないので
フィッシュランドの根魚コーナーに手書きで作って貼ってあった解説を参考に
ジグヘッドやワームの小さなサイズのものを数種類適当に購入し
以前通りがかりに見たときに何となく良さげに見えた雄冬漁港へ。
こんなプラスチックに本当に魚が喰って来るのか確信が持てなかった私は
こっそりブラーと塩イソメも忍ばせて行った。
季節は真夏。
今考えるとソイ釣りにはベストシーズンとは言えないが、投げ釣りと違って
車の中に居ては釣りにならないルアーフィッシングだけに、暖かい時期でないと
試して見る気にならなかったのだ。
雄冬に着くと、電気ウキでソイを狙っているという若いカップルが居た。
ほほう、ではソイはいるのね。
実は私、この段階ではソイという魚を写真でしか見たことが無かったのでした。
釣れた魚がソイであるかどうか判らなかったら、この若者達に判定してもらおう
などと考えて、彼等の近くでタックルをセットする。
8分の1オンスのジグヘッド(メバルショット)にグラスミノーのSを付けてキャストしてみる。
めっちゃ半信半疑でアタリを待つ。
・・・アタらない。
もしくはアタっていてもわからない。
本を読むと底を取ると書いてあるが着底したかどうかなんてわからない。
ただ、もういい加減底に着いている時間だろうと思ってリールを巻き
ラインに張りが感じられたところでロッドをアオって「リフト」らしきことをしてみる。
後から考えると、ティップの柔らかいトラウトロッドで本当にリグがリフトされて
いたかどうか怪しいものだが、この時の私の頭の中ではできているつもりだった。
案の定というかなんというか・・・釣れない。
一緒に行った妻は、ルアーを動かすことなんて考えていないのでチャポンと下に落として
エサ釣りのようにただ垂らして水中に漂わせていた。
すると、その妻のワームに喰いついて来たやつがいる。
「釣れた~!」とか言っているのでどれどれと見に行くと
確かに写真でみたとおりのソイがジグヘッドに引っかかってぶらさがっている。
20センチあるか無いかのサイズだったが 「すごい引く!」 と妻も興奮している。
どうやって釣ったか訊くとただ垂らしていただけだと言う。
へぇ・・・そんなものなのかと私も同じようにしてアタリを待つ。
するとすぐに、私のロッドにもアタリが伝わった。
当時、とっさにアタリにアワせるということが出来ないでいたが
柔らかいロッドが幸いしてか向こうアワせで乗って来た。
確かにプルプルと小気味の良い引きが伝わって来る。
下に下に引っ張る引きだ。
どきどきしながらリールを巻く。
上がって来たのは妻の釣ったものより小ぶりなサイズのクロソイ。
これがソイかぁ・・・。
今までブラーにイソメを付けて同じようなところを探ったのに
一度も釣ったことが無かった。
それがこんなプラスチックのおもちゃのようなものに・・・。
・・・なんて面白いんだ・・・!
今にして思うとあの夜はいわゆるスイミングパターンが効く日だったのかもしれない。
その後も同じような垂らしの放置と、本で覚えたテクトロで小ぶりなソイを追加した。
たしか二人で一晩中やっても4匹か5匹位しか釣れなかったと思うが
一晩中楽しく、充実していた。
この辺にいるんじゃないか?と思う箇所にルアーを投げ込んで
手に持ったロッドに神経を集中して 「今来るか、今来るか」 とどきどきしながらアタリを待つ・・・
この夜からこの釣りの虜になってしまった。
・・・何かロッドの話からそれて行ってますけど
性懲りもなく次回に続きます。
Posted by an angler at
00:27
│Comments(3)